絶対、関わりたくない女上司との出会い

フリーランス日記

泣かされ続けてきた上司の言葉

私はフリーランスになる前 とあるシステム会社で10年間システムエンジニアとして働いてました。

開発チームは10人位で女性は私を含めて3人でした、

そのうちの1人がキャリア20年の大ベテラン女部長でした。

部長の中居さん(仮名)は

とても頭がよく記憶力も抜群で何をやるにも完璧主義者な優秀エンジニアでした。

中居さんはとても威厳があり、怖く、会議でも 少しでもとんちんかんな事をいう人には

とても淡々と容赦なく「違いますよね!!」とツッコミを入れる人でした。

 

それまでぽわわわーんと生きてきた、お気楽主義者の甘ちゃんの私にとって

彼女の存在は もちろんとてもとても怖く、恐ろしく。

 

あぁ。なるべくなら この人と関わらないで仕事したい

 

と思っていました(´゚д゚`)

 

女上司に怒鳴られて

関わりたくないと オーラを消して生きていても

小さな開発チームです。

中居さんと関わる日はすぐにやってきました。

中居さんの話し方や説明はとても分かりやすく的確なのですが

私にとって威厳がある、会議などで上の人にも下の人にもダメ出しをバシバシする中居さんに

びくびくしながら仕事をしてました。

涙は絶対見せたくない

ある金曜日、会社の近くで働いている姉と「しゃぶしゃぶ」に行く約束をしていた私は

いそいそと帰ろうとしていました。

すると 席に中居さんが現れて私に言いました!

「結合テストでバグが見つかった!確認して下さい!」と言われました。

私は急いで結合テストのバグをつぶし一件落着と思った時です。

「テスト仕様書が雑!書き直して」と言われました。

今から思うと本当に酷いテスト仕様書だったのですが

当時、まだ若かった私は反発する気持ちでいっぱいでした。

そしてかなり丁重に書き直し提出しましたが

「こんなんじゃ全然だめ!」と何回もやり直しをする事になりました。

 

当時はまだ新人で、それまでは甘やかされて仕事をしてきた私にとって

「こんなんじゃ全然だめ!」と大きな声で言われた事は初めてですごくショックでした。

またしゃぶしゃぶに食べに行けない事が重なり(笑)

悔しくて悔しくてトイレに駆け込みました。

社会人に2年早くなっていたお姉ちゃんに「社会人は絶対に会社と人前で泣くな」と言われてたので

言いつけをちゃんと守ってトイレで泣きました。

もちろん声を殺して泣きました。

そしてファービーみたいな顔になった私は自席にもどりました。

謎のチロルチョコ

自席にもどった私は 机の上にチロルチョコが3つある事に気づきました。

なんだこれは・・と思ってると

斜め前の先輩からチャットで

チロルチョコ 中居さんが置いてたよ!

と メッセージが。

 

「は?! なにこの人!私がチロルチョコで喜ぶと思ってるの?」と憤りました。

 

そして次の瞬間、私はチロルチョコを口に入れました。

お礼はいいませんでした。これは私のささやかな抵抗でした。

でもチロルチョコはとても美味しくてとても甘かった。

チロルチョコを食べながらテスト仕様書を書き直して提出したら

中居さんは

「おつかれさま」とだけ言いました。

その時私は確信しました。

この人絶対いい人じゃん。。。

つわりで会社を辞めようと思った時

入社後3年がたった頃、

中居さんへの緊張感はまだまだあったものの

お昼などは世間話できる位の仲良しになっていました。

 

そして 結婚して、妊娠した時も中居さんは祝福してくれました。

1人目の妊娠の時私はつわりが酷すぎて 電車に乗る事ができず、ご飯も食べれず、入院するか否かという状態になっていました。

そんな時 仕事ができない事に 大きな引け目を感じて

休みがちな状況と仕事を続けていく事に不安を覚えて 中居さんにメールを送りました。

送った内容は

迷惑をかけすぎていて辛いという事

会社に貢献できない状態で会社にいるのはつらい。という事などです。

 

その時に中居さんに実際に貰ったメールです。

 

メール
メール
誰でもみんな少しずつ誰かに迷惑とか面倒とかかけて、なんとかやっています。
もちろん私も。なので、1対1で迷惑とか面倒とか考えずに、アフィママさんも社内の誰かや社会の誰かの面倒を時々しょってあげてください。
> でも今の私の状況で会社に貢献できるのか
これも短期間で考えることでもないですし(特に社員の場合は)、仕事そのもので貢献してもらうのももちろんありがたいですが、
働きながら子育てする女子が、
アフィママさんを見て「私もああなりたい!」「子供がいても働けるんだ」「よしこの会社でみんなとがんばろう」と思ってくれればいいかな。
そういう周りによい影響を与えてくれる人材は、うちみたい会社には代えがたい
とても大事な人です。もちろんアフィママさんの仕事の質についても私は満足しています。
ただこれもこちら側の勝手な期待なので、それには違和感があるかもしれませんね。
とにかく、今の自分が一番納得できる選択をしてください。会社のことはそ
の次でいいですから。

 

私はこのメールを産婦人科の帰りの電車のホームで読みました。

人目をはばからずワンワン泣いてしまいました。

少しお腹がでてた私を心配して声をかけてきてくれたおばちゃんがいて

その優しさにまた泣いてしまいました。

 

妊娠期特有の情緒不安定もあったのですが

自分の中でのモヤモヤや不安が一気に晴れ渡りました。

そして、この時 私は 自分が上司になった時 中居さんみたいな言葉を人にかけてあげられる人にないたいと強く思いました。

泣かされた1行の返信メール

ワーママなら誰しも経験する

「すみません 子どもが熱で仕事休みます。」

の連絡・・。

 

先週も休んだばっかなのに

長女が治ったと思ったら次女かーい。

うぅ、、時短で仕事溜まってるのに

あぁ。同僚・先輩・後輩に迷惑かけちゃう

罪悪感に押しつぶされそうになりながらうつ鬱メール

 

気が重いですよね

うちの会社は病欠や遅刻はチーム内にメール連絡だったので

非常におもーい気持ちでメールします。

 

おはようございます。

すみません、昨晩から子どもの熱が下がらず本日お休みさせていただきます。

ご迷惑おかけして申し訳ありません。

何かありましたら携帯の方までご連絡ください。

 

 

CCで開発チームに送ってるので複数の人が見ているのですが

決まってすぐに返信をくれるのも中居さんでした!

了解!大変だね!ママも倒れないでね!仕事は会社来てからで大丈夫よ

 

中居さんはメールに気づくといつもすぐ返信してくれました。

時間的にまだ出社していない時でもです。

シンプルな返事ですが 何度このメールに心救われた事か。。

 

心苦しい、気まずい、申し訳ないと思いながら送る

「休みます」メール

これに すぐ返信をくれる事で ワーキングママ達の心はすっと軽くなり

子どもの看病に集中できます。

 

私は 即返信の中居さんのメールにいつも救われていたので

他のワーママがこういうメールを送ってきたときは迷わず労いの言葉をつけてみた瞬間に返信します。

 

ワーママと一緒に仕事している人達にお願いです。

ワーママは(特に子供が乳児期)自分の有給休暇なんて皆無です。

自分の娯楽の為の有給はもちろん自分の病欠は我慢しているママが多いです。

私の周りでは実際に多少熱があっても、お腹が痛くても、生理痛が酷くても

子どもで休みがちなので自分の病気で休むなんて言えないという理由から休まない人が殆どでした。

そんなワーキングママさんから「こどもが病気の為今日休みます!」メールが来たら

「了解です!お大事にしてくださいね!」

一文でいいので即返信してください!

ママもお子様も救われます(/_;)

 

やる気にさせられた魔法の言葉

中居さんの口癖は「すばらしい!」でした。

冷静に考えれば全然素晴らしくない事なのですが

プログラムのバグを発見できた時になど中居さんに報告すると

「すばらしい!」と言ってくださいました。

単細胞代表みたいな私にとって

雲の上のようなカリスマ的存在な人に「すばらしい!」って言われるのって

「できましたね」

「問題なさそうですね」

「お疲れ様」って言われるより100倍 テンションがあがるんです!!

もっともっと頑張ろうって思いました。

今考えると本当に人を育てるのが得意な方だったんだなと思いました。

 

フリーランスの後押しをしてくれたのは中居さんだった

副業で作っていたサイトが軌道にのってきて

色々な事に挑戦したくなりフリーランスになる事を本気で考えだしました。

でもフリーランスになるって会社の人に伝えるのにはとても勇気がいりました。

私は中居さんに最初に相談しました。

会社を辞めてフリーランスになりたい、いろいろな事をしていきたい。

すると 中居さんは

素晴らしいことだと思う!自分の道を進みなさい!

と言ってくれました。

 

正直止められると思っていた私はびっくりしました。

また 中居さんに大賛成&後押しされた事で決心がつきました。

 

 

会社で働くという事

会社で働くという事はストレスを伴います。

嫌な人も嫌な仕事もあります。

でもその中に素敵な出会いがある事もあります。

私は前の会社にはとても感謝しています。

仕事上で得た経験やスキルもそうですが、

一番の理由はやはり中居さんに出会えたからです。

 

中居さんに「素晴らしい!頑張ったね!」って言ってもらう度に成長してくる事ができました。

 

また 中居さんは私が会社を離れてフリーランスになった今でも

私を応援してくれ、私の成功を祈ってくれています。

 

あんなに怖くて正直苦手だった女上司は実は

私にとって最高の指導者であり、この世で一番尊敬できる上司であり本当に素敵な女性でした。

私の1番の夢はいつか中居さんと仕事をもう一度する事です❤

 

 

 

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